未だに天皇制(君主制)を支持する人々がいるので、それの基盤となった明治憲法にお
ける身分制度を紹介します。
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天皇 大日本帝国の元首。
皇族 天皇の一族。宮家。皇胤の男子及びその配偶者並びに皇胤の女子。
華族 明治維新の功臣および実業家(公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵)。
士族 明治維新前の武士の家系に属する者(士農工商の士に含まれる階層)。
平民 農民、商人、職人(士農工商の士を除く全ての人)。
皇族と華族を纏めて「貴族」と呼んだ。
●他に、えた、非人のことを「新平民」と差別して呼んだ。
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なんと大日本帝国憲法(明治憲法)では、江戸時代の士農工商の上に、更に華族、皇
族という身分があったわけです。
また、えた、非人は平民籍に編入した後も新平民と呼ばれました。アイヌも新平民と呼
ばれたそうです。
私の父は平民の出身ですが母は士族出身だったためか、父は母に頭が上がらなかっ
たようです。新憲法によって身分制度がなくなったとしても、家柄や学歴及び職業などに
よる差別意識はいまでも生きているようです。
おわり
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