もう札幌の紅葉は終わりました。苫小牧では餌を求めてヒグマが住宅地を徘徊している
ようです。生きていくためにヒグマの世界も大変なんだと思う今日この頃です。
さて、日本神話ですが、「ヤマトタケル」や「ヤマタの大蛇」、「天の岩戸」など、ギリシャ神
話にも勝るとも劣らぬ物語(神話)が山ほどあります。しかし日本神話の場合、神話と天
皇を結びつけ、天皇は現人神だから敬わなければならない、というようになっておりま
す。まあ奈良時代や天皇制を推進した明治、大正、昭和の初期(戦前)はそれで通じた
かも知れません。
今の時代は、天皇のことを戦前のように「現人神」と言っても誰も信用しないでしょう。そ
れが証拠に、わが国の宗教は、国家神道よりも、仏教を中心に、他に統一協会や創価
学会などの新興宗教が氾濫しています。
日本の神話に「ヤマトタケル」がでてきますが、このヤマトタケルは、一人ではなく征服者
に名付けられた勇者のことだったそうです。神話では、クマソ征伐や蝦夷征伐のように
一人の皇子の活躍としてまとめられています。
当時は、大伴一族や、物部氏、蘇我氏などの豪族が政権を握っており、天皇を思うよう
に動かしておりました。1500年以上も前から官僚制度があったのです。
おわり
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