国民年金の未納者が全体の4割近くいるようですが、老後そのような人々は、どのよう
にして生活するのでしょうか。国民年金は破綻するかもしれないので払わないとか、払う
お金がないとか言っておりますが本当に心配です。また身体障害者になったときも未納
者には1円も支給されませんので、高額な掛け金を必要とする民間の保険にでも入らな
ければ野垂れ死にしてしまうでしょう。
更に困るのは、社会保険庁によるグリーンピアなどの施設運営の失敗や、年金保険料
が給付以外の目的に「流用」された問題など6兆円にも昇る無駄遣いです。このような
無駄遣いを招いた元凶は、年金保険料を自由に使えるような法律を通した自民党議員
を中心とする与党議員であると思いますので、厚生労働省の官僚とともに責任を取って
頂きたいものです。責任の取り方は、国民に対し6兆円の損害賠償をすべきです。
そして議員年金は愚の骨頂であると考えます。いくら国民から選ばれたからと言って、
議員年金のような制度は不公平であるので即刻廃止すべきと思います。
もし議員の引退後、どうしても生活が出来なければ共済年金や厚生年金に入れるよう
にする法律を作ればよいのです。ただし、年金を貰うための保険料の支払期間は25年
以上必要かと思います。衆議院では、最低7期以上連続当選しなければ年金は貰えま
せんが、議員を引退した後も会社勤めをすれば良いのです。

年金制度の抜本的改革ですが、たとえば高齢でも年収1千万円以上の高所得者や何
億何十億円といった資産家の高齢者には、年金の受給を遠慮していただくか、受給年
齢を引き上げることも一つの案かと思います。
また、社会保険庁による年金保険料の無駄遣いを綺麗さっぱり清算した後、それでも
保険料が足りない場合は法人税と所得税の引き上げ、クルマや装飾品、ブランド物など
の贅沢品を中心に消費税を引き上げざるを得ないと考えます。この場合、低所得者の
生活を考慮し、食料や衣料品などの生活必需品には課税しないような処置が必要かと
思います。
しかし公的年金への信頼が失墜し、自分の老後は自分で準備する必要がでてきたこと
は事実です。若い内から老後のために、少しずつでも貯蓄するのが最も確実で賢い方
法だと思います。準備不足は自分自身のみじめな老後をまねくだけです。老後の生活
費はライフスタイルにもよりますが、贅沢さえしなければ、夫婦で一月25万円から30万
円が必要だそうです。
私の場合、共済年金を月3万2千円ほど払っておりますが、友人から聞いた話では、年
金は月18万円位しか支給されないようです。従って、あと月7万円以上足りないので何と
かしなければなりません。こういう場合は、よく、テレビでやっている月1万円生活術を参
考にすれば良いのですが、さて旨くいくかどうか。
やはり定年退職するまでの数年間は貯蓄に専念するしかなさそうです。仮に月7万円足
りなければ、今のうちからその分を貯蓄するのです。少なくとも10年分(840万円)できれ
ば20年分(1680万円)貯めましょう。まあ、平均寿命は、男性も女性も85歳以下ですか
ら、足りない生活費を20年分貯めれば何とか生活できると思います。また、定年退職後
も年金は暫く出ませんので、退職金も使わずに老後の生活費にまわしましょう。もし老
後の生活資金が尽きたら、霞でも食べて生き抜くしかないでしょう。
おわり
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