後遺症は忘れた頃にやってきます



私の母親は、20年ほど前に交通事故に遭いました。全治3ヶ月の 大怪我でした。当時、母が勤務する会社の同僚の運転で、交差点 を横断中にタクシードライバーが「こっちが優先だ!」と怒鳴りなが ら、わざとぶつけてきたということです。怪我をしたのは助手席に乗 っていた母親だけで、もう一人の同乗者は無事でした。

母親が入院中、タクシードライバーは一度も見舞いにこないどころ か、事故の責任を一方的に運転者であった同僚のせいにされてし まったということです。つまり警察は、タクシー会社の言い分を10 0%認めて処理したのです。

そもそも、タクシー会社の事故係というのは、警察官上がり(下が り?)が多いといわれていますから、一般ドライバーにはどうにもなり ません。
しかし、タクシーとバスとが衝突事故を起こした場合、タクシー会社 の事故係がいくら頑張ったとしても、バス会社の事故係には勝ち目 がないと、あるタクシードライバーが話しておりました。

ところで、母親の後遺症は事故から20年経っても首のあたりが痛 むなどの症状があるようです。後遺症は忘れた頃にやってきます。

おわり




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