■ イタリア旅行記 (6) 12月11日「ファッションの都ミラノへ」
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今日のスケジュールは比較的楽なほうである。
午前9時15分にホテルを出発、霧の中をファッションの都、
ミラノへと向かう。10時40分頃、「ロメオとジュリエット」の舞
台となったヴェローナ着、お土産屋さんで買い物とトイレタイ
ム。
日本人の店員が数名いて何だか日本で買い物をしている
気分になる。私はスモーカーではないが友人へのお土産とし
てライターを3個とキーフォルダーなどを購入した。他の観光
客も結構買っていたようである。
ミラノに近づくにつれて、霧が晴れ天候も回復し晴天となっ
た。地元の人は、数日ぶりの晴れ間だという。我々日本人
の精進が良かったからだろうか。
ところで、道を走っているクルマのほとんどは埃にまみれ
泥だらけである。どうやらイタリア人は、クルマを綺麗に磨く
ことをしないらしい。クルマが好きな国民のようだが、そのこ
とと綺麗に磨くこととは違うらしい。
ミラノに着いたのは午後1時頃であった。ミラノは商業の中
心ということで活気が見られる。レストランで食事をして現地
のガイドさんと待ち合わせ。もの凄く日本語がうまいイタリア
女性のガイドさんで日本人と間違えるほどだ。
午後3時45分、スカラ座着。凄く大きな劇場である。オペラ
とバレエが中心に行われているそうで我が国のNHKホール
など問題にならないほど凄い規模である。舞台と対面して貴
賓席が設けられ
ているが、その豪華さには驚く。写真撮影禁止であったため
残念である。ここも日本人観光客が多い。
スカラ座から徒歩で、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリ
ア(アーケード街)を通りドゥオモに向かう。
ドゥオモは、世界最大のゴシック建築で、1386年(日本の
室町時代)から500年もの歳月をかけて建てられた大聖堂
である。
天上に向かって伸びる135本の尖塔と、2245体の彫刻で
飾られた白大理石の外観の荘厳さは圧倒的な迫力である。
巨大な建物の内部は、美しいステンドグラスに彩られ、荘厳
な雰囲気が漂う。
4時35分まで自由行動。ドゥオモ広場の周辺を写真やビ
デオに撮る。あまりの巨大さでかなり離れなければカメラの
ファインダーに入りきらない。
商店街は、さすがファッションの都らしく衣料品が多い。また
広場やその周辺には移民が多く何となく違和感が感じられ
る。
ホテルに着いたのは午後5時過ぎであった。食事に出かけ
るまで時間があるので、私たち家族はショッピングに出かけ
た。イタリアの貨幣は日本では価値が下がるため使い切ら
なければ損をすることになる。
だが、お土産屋さんを捜しても、どこにも見あたらない。化
石を売っている店があったが、イタリアで化石はないだろうと
思い別の物にすることになった。
1時間くらい歩いたが、これといった土産物がないため叔母
に両替を頼んだ。
私はまだ180000リラ(9000円)ほど残していたため助かった。
午後7時に添乗員とツアー客全員で食事に出かけた。私
たちはオプションでピザパイを注文して食べた。私は久しぶ
りにビールを飲んだ。いやあ美味かった。ミネラルウォータ
ーを買ってホテルに戻ったのは午後9時頃であった。
明日12日旅行最終日の出発は午前4時45分であるため、
電子手帳の目覚まし時計を午前3時にセットして寝る。
つづく
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