ビデオカメラ、幕の内弁当式


私は、8ミリフィルムの時代からムービーを撮っておりますが、たとえ登山中であっても音 声には一度も息切れの音が入ったことがありません。それが良かったとは言えません が、場合によっては、入った方がリアリズムを追求する上では良いのではないかと思い ます。
つまり「臨場感あふれる」場面ですね。たとえば叔父のビデオを見たときは、ゴルフをし ながらの「はーはー」という息切れ音により、その場の雰囲気が伝わってきましたので面 白かったです。

私には一度カメラを壊した経験があります。犯人は妻だったのですが、預けた私も悪か ったのですね。それは、娘が通っている小学校の父兄参観日の帰りです。妻が玄関か ら出た時に、足場が悪かったせいかバランスを崩して、持っていた8ミリカメラを地面に 落としてしまったのです。妻は慌ててすぐ拾ったのですが、やはり壊れてました。
その拾うしぐさが面白かったですね。地面に落としてしまったカメラを早く拾おうと、ゆっく り拾おうと同じようなものだと思うのです。早く拾いたいという気持ちは分かりますが。



次に、デジタルビデオカメラ自体に不必要な機能が多いと思うのは、アフレコ、タイトル 作成、スチール写真、液晶モニターなどですね。現在のDVからこれらを削除しましたら、 かなり安くなるのではないでしょうか。
しかし、日本人は「幕の内弁当」式が好きなので、売れなくなるかも知れませんが、必要 最低限の機能を搭載した「お茶漬け」式や「札幌ラーメン」式があっても良いと思いま す。
その点、自作パソコンは、「幕の内弁当」式や「定食」式、あるいは「お茶漬け」式という ように自由に組み合わせられますので、必要に応じた構成にすることが可能ですね。

おわり




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