私の叔父が、25年ほど前の撮像管式のビデオカメラを持っておりまして、それで撮った
ビデオを一度見せてもらったことがあります。さすがに撮像管式ですので重たかったせ
いかカメラマン(叔父)の息がハアハアと荒かったのが印象に残っております。これはゴ
ルフをしながら撮していたからかも知れません。15年〜16年ほど前のVHSやベータの一
体型でもかなりの大きさです。重量も電池込みで4kg位はあったのではないかと思いま
す。
私が初めて、ビデオカメラを買ったのは、日立のCCDカメラと、三菱のVHS-Cデッキの
セパレート型で、電池が長持ちしないので10分程度しか撮れないため、デッキを東芝の
ベータ方式のブック型に買い換えました。それでようやくL-500で2時間の録画が可能に
なりました。セパレート型でしたので、操作性が悪かったのですが、デッキのみで使いた
い場合は重宝でした。
それから間もなくHi8が登場し、初めて一体型ムービーを購入したわけです。それも札幌
で買うと高いので、出張の帰りに秋葉原に立ち寄り35%offで購入しました。これで、出張
旅費の航空券の分が浮きました。
15年前のビデオカメラの場合、ファインダーで操作できるのは、スタンバイと録画on/
off、そしてバッテリーのチェックぐらいでしたでしょうか。またホワイトバランスも可能だっ
たような気がします。セパレート型のように完全に据置型に使えるのでしたら、それなり
に価値があると思いますが中途半端な設計でしたね。

家庭用ビデオカメラ(現在はDVが主流)には、高機能の製品と必要最低限の機能を持
つ安価なDVの2極化を希望します。現在発売されているDVには、あまりにも余計な機能
が多いのではないでしょうか。それでもS社の新製品は飛ぶように売れているといいます
から恐れ入ります。宣伝効果なのか、消費者がAV関連誌の評価記事に乗せられてい
るのかどうか分かりませんが購買意識をうまく誘導していることは確かだと思います。
画質はDVになってから飛躍的に良くなりました。編集作業における画質劣化の低減に
より、画質は、もう十分と思われますから、これからはコストの低下を推進すべきではな
いかと思われます。ただし、DVは画質がどれでも良いとは言えませんので、一定の基準
が必要かと思います。
まだまだ高いと言われているDVの価格は、Hi8の全盛時代と比べますと同じぐらいの価
格と思われます。ただし、その価格は「高値安定」になっているような気がします。
3CCD方式のDVを10万円以下で販売してもらいたい思っていましたら、最近では松下の
製品が7〜8万円で販売されております。安くなったものです。
おわり
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