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自宅の周囲は、ワンちゃんのお散歩コースになっている。道幅が広
く歩道が整備されているせいか、隣の町内からもワンちゃんを連れ
て散歩にやってくるおばさんやおじさんが沢山居る。今年は戌年の
せいか、ワンちゃんを散歩させている人達が目立つようだ。
私は毎日午前6時半頃出勤のため自宅を出るが、これは渋滞を避
けるためと健康のためである。しかし妻は、おさんどんのため毎日
午前4時頃には起きなければならないため、かなり疲れているよう
だ。早朝出勤も限界かも知れない。
さて、私がマイカーで自宅を出た時である。いつものようにワンちゃ
んと散歩している奥さんが居た。ところがワンちゃんは何を思ったの
か、よりにもよって道路のど真ん中でウンチをしだしたではないか。
これではうーん通れない。私はクルマを止めた。
ワンちゃんが一生懸命に頑張っているとき、突然、飼い主のおばさ
んが首輪のひもをグイグイと引っ張ったではないか。私はワンちゃ
んが可哀想だとも思ったが、これもワンちゃんの仕付けかと思いつ
つ、おばさんにも同情した。途中でウンチを止めさせられたワンちゃ
んは、落ち着きがなく、あっちヨタヨタ、こっちヨタヨタしながらおばさ
んについていった。
2006.1.5 石川 栄一
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