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IntelligentPad Consortium(略称:IPC)
http://www.pads.or.jp/

IntelligentPadを世の中に積極的に普及させるべき時期が来ています。 IntelligentPadはOSの違い、ウィンドウシステムの違いを越えた共通プラッ トフォームとして普及させなければならないと私たちは考えます。これは、 IntelligentPadを統合的なメディアシステムとするための必要条件です。

◎ IntelligentPadとは何か 

IntelligentPad (略称:IP)は、パッドと呼ぶ機能やデータが入った固まりを、 パソコンの画面上で目に見える形で表し、それらのパッドを直接操作によ って組み合わせることにより、利用者が思いのままに、新たな編集物や道 具を作り出すことができる環境です。

パッドの中には、例えば文章や写真、動画や音といった様々なメディアと、 それらを表示したり編集する機能などが一緒に入っています。またボタン やスイッチ、スクロールバーといったコントロールなどもあります。さらにデ ータベースやネットワークにアクセスするといった縁の下の力持ち的なパッ ドも存在します。これらのパッドを組み合わせることにより、例えば写真に 解説を加えて写真集を作ったり、誰かが作った便利な道具を、自分が使い やすいように手直ししたりといったことが簡単にできるようになります。この 時、利用者がやらなければいけないことは、必要なパッドを貼ったり、要ら ないパッドをはがすということだけです。プログラミングもスクリプティングも 要りません。

IntelligentPadの特徴は、これだけではありません。それぞれのパッドに誰 が作ったのかということと、必要であれば価格を埋め込んでおくことができ ます。このことによってどこまでコピーされていっても、出所が常に明らかで あり、対価をもらうことが可能になります(ライセンス管理システム)。加え て、みなさんがパッドで作った作品を、広くかつ簡単に流通・交換するため の仕組みも用意されています(Piazza)。

IntelligentPadは、やれることがあらかじめ決められたアプリケーションでは ありません。パッドの組み合わせを変えることによって、誰でも自分なりの 編集物や道具といった作品を産み出すことができる、利用者のために用 意された環境なのです。もちろんみんなが何かを作り出さなければいけな いといううことではなく、誰かが作ってくれた作品を利用するだけでも構いま せん。


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